私は、今回のボランティア活動を経験して二つの事を学びました。

まず一つ目は、ハマボウフウについてです。ハマボウフウは、中国原産で中国ではボウフウと呼ばれており、漢方として使われています。 ですが、日本で採れるハマボウフウは、原産である中国のハマボウフウとは、形などに違いがあります。閖上で採れるハマボウフウは、元々数の少ない植物で絶滅危惧種に指定されています。閖上のハマボウフウは、ハマボウフウの会の人達が農業高校などと連携して保護をしてきましたが、東日本大震災の津波で流されてしまいました。ハマボウフウの会の方々も全滅だと思った時、閖上の海岸で奇跡的に三株だけですが、見つかったそうです。その三株から種を採り、畑である程度の大きさまで育てて、海岸に移植をしてきたそうです。実際に海岸に行って見ることが出来ました。とても素晴らしかったです。そして、畑の仕事を手伝うことができて良かったです。
 二つ目は、ハマボウフウの会の人達の心の温かさです。閖上のハマボウフウの会の人達は閖上にゆかりのある人達が多くて、とても馴染みやすかったです。作業中もハマボウフウの事を教えて下さったり、閖上の復興状況についてなどもお話ししていただきました。私は、名取市の杜せきのしたで生活していますが、同じ名取市で過ごしているのに知らないこともありました。同じ地元で過ごしていても、知れることがあるのだなと思いました。
 
私は、今回のボランティア活動でハマボウフウのこととハマボウフウの会のこと、そして名取市のことを改めて深く知ることが出来ました。今回のボランティア体験で学んだことをこれからの生活に活かしていきたいです。また、来年も参加したいと思います。ハマボウフウの会の方々ありがとうございました。(T・Hさん)