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団体情報
ネットワークオレンジ
〒988-0085
宮城県気仙沼市三日町2-2-15
TEL:0226-22-6723
FAX:0226-29-6884
E-mail:info@network-orange.jp
URL:http://network-orange.jp/
NPOの活動報告

気仙沼の未来を見据えて/ネットワークオレンジ

 NPO法人ネットワークオレンジ( 以下、ネットワークオレンジ) は、気仙沼で障がい児・者を対象とする「福祉事業」と、障がいの有無にかかわらず暮らしやすい街を目指す「まちづくり事業」の二つの事業を柱として活動する団体です。
 震災ではそれまで運営していた三つの事業所のうち、二つが全壊しました。しかし、かろうじて残った事業所「アットホームオレンジ」を利用して、震災からわずか12日で児童デイサービスを再開させました。
 直後の4月には気仙沼復興祈念イベント「共に創ろう!気仙沼」を開催し、その場で震災後の課題を学び合い行動するための「気仙沼みらい創造塾」を立ち上げました。その創造塾の活動から、8月には「気仙沼マルシェ」、11月には「東北マルシェ」を開催しています。
 この東北マルシェは地元の商店主や個人が創造塾主催の講座・ワークショップを受講したうえで屋台市に出店する実践型ビジネススクールで、店を出す経済産業省による被災地におけるソーシャルビジネスのモデル事例の一つにもなりました。2011年だけでなく、昨年にも開催されています。
 ネットワークオレンジでは、2011年には被災者、市民の心のストレスを回復させることに重点を置いていましたが、昨年はより気仙沼の未来を見据えた活動へとシフトさせました。その一つがネットワークオレンジが支援する障がい児・者によるアート創作事業「Orange Canvas」です。今年の3月にはアート作品展示会「東日本大震災からのRESTART」を開催する予定です。
 現実には震災で観光資源や雇用が無くなり、人口も減っている気仙沼。しかし、代表の小野寺美厚さんは「気仙沼が、試行錯誤しながら未来を創るロールモデルになれれば」と希望を持っています。