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団体情報
JETOみやぎ
〒983-0035
宮城県仙台市宮城野区日の出町2-5-4
TEL:022-782-0303
FAX:022-782-5778
E-mail:info@jeto-miyagi.org
URL:http://jeto-miyagi.org
NPOの活動報告

震災孤児を物心からサポート/JETOみやぎ

 震災直後から、宮城県内の遺体安置所に多くの棺を納め、葬儀を執り行ってきた葬祭会社、株式会社清月記のスタッフは、多くの遺族に接し、頼りにする親を一度に失った子どもたちを何人も目の当たりにし、心を悼めました。
 遺族に寄り添う仕事だからこそ、「両親を亡くし、過酷な境遇に置かれた子どもたちのために支援の手を差し伸べたい」2011年の5月、社長の菅原裕典さんが発起人となり、社員有志でJETOみやぎを設立。団体名は「for Japan Earthquake& Tsunami Orphans in Miyagi(東日本大震災で親を亡くした宮城県の震災孤児に支援の手を)」の頭文字から取っています。
 活動の柱は震災孤児への生活・教育支援金の給付。「必要な支援は何か、と考えたときに、まずは返済不要の支援金を成人するまで毎年支給しようと考えました。」と事務局長の野川貴之さんは言います。
 現在、宮城県内126人の震災孤児のうち、申し出た86名の子どもたちがJETOみやぎに登録しており、2011年度には全国の支援者からの賛助・寄付の中から1人10万円を支給しました。
 また、震災孤児への支援のメッセージを広く伝えるため、キャンペーングッズとして「ホワイトゴールドリボン」色の「ピンバッジ」を製作。全国から寄付者、個人・法人の賛助会員、その他の幅広い支援者への更なる協力を呼び掛けます。
 経済面以外では、昨年から個別ヒアリングを行っており、個別ニーズに沿った支援プログラムを検討、昨年の夏休みには中学3年生を対象にサマースクールも開催しました。
 「子どもたちと顔の見える関係になってきたことで、サポートへの気持ちも強くなりました」と野川さん。86人の子どもたちはそれぞれ置かれている状況が異なります。今後は1人1人のカルテを作り、学習指導や心のケアなどのサポートも強化していきます。