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団体情報
仙台傾聴の会
〒981-1101
宮城県仙台市太白区四郎丸明神45
TEL:022-343-9705
FAX:022-343-9705
E-mail:moriyama-e@tulip.sannet.ne.jp
URL:http://blog.canpan.info/morimori/
NPOの活動報告

1歩前へ進むために/仙台傾聴の会

 仙台傾聴の会(以下、傾聴の会)は、地域住民の心に寄り添い、悩みや不安に耳を傾け、心の安らぎを得た生活を送れるようにと、2008年に仙台市で設立されました。
 毎月無料の傾聴サロンを開催するほか独居個人宅、高齢者施設などへの傾聴ボランティアの派遣や傾聴講座への講師の派遣を行っています。震災後は電話相談も始めました。
 代表の森山英子さんは「不安な気持ちを抱える人達の心に寄り添いたい」との思いから、被災地での傾聴活動を開始しました。
 3月21日から名取市を中心に仙台市、岩沼市合せて10か所の避難所に通いました。震災後の3月から5月までにのべ150人以上の会員を派遣し、のべ500人以上の被災者の話を聴いています。こうしたなかで、継続的な傾聴の必要性を感じ、被災者が避難所から仮設住宅へ移ってからも活動しています。
 被災地では県外から支援に駆けつけた団体も傾聴の試みを行ってはいますが、被災地の地理や歴史を知り、同じ地域の言葉で話す傾聴の会の会員とは心の交流が生れ、継続的に関わることで信頼関係が築かれたと感じています。
 設立以来、ボランティア養成講座を継続して実施し、傾聴ボランティア育成にも力をいれてきました。その結果、各地域で活動グループが出てきています。今後もより多くの地元傾聴ボランティアを増やしていく必要があると考えます。
 現在は、600人のボランティアを各地の仮設集会所、みなし仮設者向けの茶話会に派遣しています。
 「まだまだ人々の心の奥は癒されていません。これからも私たちが話を聴かせて頂くことで少しでも心が癒され、一歩前に進めるように、傾聴活動を継続していきます」と森山さんは語りました。