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団体情報
冒険あそび場-せんだい・みやぎネットワーク
〒980-0803
宮城県仙台市青葉区国分町3-8-17 日東ハイツ202
TEL:022-264-0667
FAX:022-264-0667
E-mail:asobo@coral.plala.or.jp
URL:http://www.bouken-asobiba-net.com
NPOの活動報告

子どもとシニアのパワー集めて/冒険あそび場せんだい・みやぎネットワーク

 「お〜! ぼうひろだ」と子どもたちが振り向く先にはちょっと派手なカラフルな車があります。この車は仙台市の海岸公園冒険広場を指定管理するNPO法人冒険あそび場―せんだい・みやぎネットワーク(以下、冒険あそび場)のプレーカー。ぼうひろ=冒険広場=冒険あそび場の愛称というわけです。
 海岸公園冒険広場はこれまで子どもたちがやりたいことを自由に思い切りやれる場として高い評価を得てきました。しかし津波の被害を受け、現在はまだ休園中です。
 一方、被災地では心の痛みを抱え、かつ満足に遊ぶこともできない子どももいます。そこで、冒険あそび場では仙台市を中心に仮設住宅や公園などで出張遊び場を実施してきました。その際、冒頭のプレーカーが活躍します。
 また、冒険あそび場の事業として、遊び場の提供のほか、地産地消ショップ「産直広場ぐるぐる」の運営があります。地元生産者の野菜・米などを販売することで、地元の生産者と消費者をつないできました。津波で冒険広場にあったショップの拠点は流されてしまいましたが、すぐに若林区に新拠点を設けました。昨年は新拠点を軸に、地域の見守りをかねて、仮設住宅やみなし仮設の多い地域へ出向き、農産物の移動販売・サロン活動を行いました。
 はじめはただお茶を飲むだけだったサロンも、次第に利用者の輪が広がり、シニア世代の友達作りの場へと変わっていきました。
 出張遊び場もサロンも、ただ被災者が支援を受ける場所ではありません。そこに集う人々が活力を蓄え、次の1歩を踏み出す手助けをしています。冒険あそび場としては、子どもの力、シニアの力、これらをうまくコーディネートして、以前にも増して生きやすい街づくりを目指しています。