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団体情報
国際交流協会ともだちin名取
〒981-1232
宮城県名取市大手町5-6-1 市民活動支援センター事務局A
TEL:090-6852-5159(10:00-17:00)
E-mail:tomodachi_in_natori@yahoo.co.jp
URL:http://blog.canpan.info/tomo_in_natori/
NPOの活動報告

マイノリティ支援のノウハウ活かして/国際交流協会ともだちin名取

 名取市を中心に活動する国際交流協会in名取(以下、ともだちin名取)は海外からの移住者や滞在者へのサポート活動、日本語教室の運営、市民との交流事業などを行っている団体です。
 ともだちin名取は震災後五日目から被災者支援に動き出しました。名取市役所に「私たちにできることは何でもします」と申し出て、避難所のボランティアコーディネートや物資の仕分け、運営サポートを担いました。
 被災者が仮設住宅に移ってからは、仮設住宅への支援として市内各集会所で「お茶っこ飲み会」を開催。そのほか、企業からの提供を受けて衣料品バザーを開いたり、礼服を提供したりもしました。
 ともだちin名取は行政からの委託も受けています。その1つが『応急仮設住宅周辺環境調査』です。県域を5つの地域にわけ、仮設住宅内のコミュニティ形成や周辺の生活環境を調査するもの。ともだちin名取は仙南地域を担当し、被災者から雇用した2名の調査員が聞き取り調査を行いました。
 また、2011年度、2012年度は仙台傾聴の会とともに宮城県の新しい公共の場づくりモデル事業として名取交流センターの運営も担いました。みなし仮設に住む人々、在宅被災者人々の自立支援として、仙台傾聴の会と協力してこれまでに230回以上、人数にして6500人以上の人々に傾聴を実施してきました。回数を重ねるごとに笑顔が増えているという実感を得ています。
 事務局長の若山陽子さんはともだちin名取の活動を「もともと社会のマイノリティに属する人たちの支援をしてきました。被災者もマイノリティということでは同じ」と話します。住宅支援などと違い、心のケアは行政の支援が届きにくい分野です。今後も心のケアのニーズはますます高まると見られ、ともだちin名取も支援を続けていきます。