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団体情報
亘理いちごっこ
〒989-2351
宮城県亘理郡亘理町字南町東10-1
TEL:0223-35-7727
FAX:0223-35-7737
E-mail:ichigokkochan@gmil.com
URL:http://watari-ichigokko.blogspot.com
NPOの活動報告

地域がつながり大きな家族に/亘理いちごっこ

 NPO法人亘理いちごっこ(以下、亘理いちごっこ)は、亘理町にて被災者のためのコミュニティ・カフェレストラン運営や罹災者対象の傾聴活動や、地域が丸ごと元気になれる各種イベントを行っている団体です。コミュニティレストランの運営は、「亘理いちごっこ」の根幹となっています。震災で疲れ切った被災者の方々やボランティアのために、身体にも心にも十分な温かな栄養をと、震災後の2011年5月にオープンしました。当初は日替わりメニューを、罹災証明書を持参した方には無料で、証明書のない方にはワンコイン500円+「志」をもらうことで提供していました。また昨年6月には、地域の方の声を参考に、メニューのバリエーションも増やしました。
 また一方で、仮設住宅での学習支援の要望があることを知り、2011年12月「寺子屋いちごっこ宮前学習室」を開設しました。仮設住宅で週2日、閉店後のレストランでは週4日、プロの塾講師、そしてアシスタントの大学生らで30名程の小中学生に勉強を教えています。
 団体の活動は、多くのボランティアの力によって支えられてきました。そこで感謝の気持ちを、「いちごっこありがとうチケット」という地域チケットを渡すことで伝えています。このチケットは地元商店街でも利用でき、地元商店の活性化、地域内外の交流にもつながっています。
 地域経済活性化施策として、地場産品といちごっこグッズをコラボした商品の販売を始めました。また2013年度の取り組みとしては、収入源を無くされた罹災者を中心として、障がい者、社会参加困難者、地域住民が一つなって働く作業所を作ろうと奔走中。ジャム製造等を通して、雇用の創出、地元農産物の発信を目指しています。代表の馬場照子さんは、「地元の人も外から来た人も一つになれるような地域づくりを目指したい」と今後についての思いを語りました。