8/5~8/7まで、杜の伝言板ゆるるでのボランティア体験に参加した高校生2名が、情報発信体験の一環でのびすく仙台へ取材に行ったレポートをまとめてくれました。ぜひご覧ください🌻
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子供だけではなく、親も楽しめる環境へ
8月6日に夏ボラ体験の一環として、「せんだいファミリーサポート・ネットワーク」が管理している「のびすく」に訪問しました。
「のびすく」は、仙台市内に5か所あります。今回は、青葉区にある「のびすく仙台」に取材させていただきました。「のびすく仙台」は仙台駅から徒歩8分で行けるため、親子で来やすい場所にあります。
「のびすく」ができた当初、親子で行ける場所や一緒に食事できる環境が少なく、親の行動にも多くの制限がありました。また、ご近所付き合いの減少で親の周りに同じ悩みを抱える人がいませんでした。
そのため、「せんだいファミリーサポート・ネットワーク」は一緒に子育てする仲間をつくるための場所として2004年に「のびすく」の管理運営をはじめました。
「のびすく」では、飲食が可能で、仙台市内に住んでいる方以外も利用することができます。そのため、利用者の中には旅行で仙台を訪れている方も多くいらっしゃいました。平日休日合わせて、100名以上が利用しています。
託児所には、スタッフが必ず3名常駐しているため、安心して子供を預けることができます。中には子供が遊べる空間があるだけではなく、子育て関連や親子で楽しめるイベントのお知らせなど、子育て中の親が知りたい情報が多く置いてあります。
施設内には、安全のための様々な工夫があります。
例えば、床にマットを敷き、施設内の掲示物を子供たちの手の届かない場所にテープで貼ることで、怪我を未然に防いでいます。また、壁や棚などの角にはコーナーガードを取り付けてあり、テーブルやソファなどは丸みを帯びたものが使用されています。
おもちゃなどもやわらかくて角がないものや噛んでも安全なものを使用するなど、たくさんの工夫が施されています。このように、子供も親も安心して使用できるように安全面に力を入れています。
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実際に「のびすく」を利用している親子からは、「おもちゃが多く、スタッフさんもたくさんいるため安心する」「ゆっくりと遊べるスペースと思いっきり走れるスペースが分かれていて、使いやすい」などの声がありました。
このように「せんだいファミリーサポート・ネットワーク」は、子供のためだけではなく、親にとってもリフレッシュできる時間や環境をつくるための活動をしています。今まで述べたこと以外にも、学校などで子育てに関するイベントを通して、子育てをする前に知識や経験を得ることの重要性を広めています。
「せんだいファミリーサポート・ネットワーク」は、「のびすく」のような施設を増やすことや地域のネットワークを強くすることで、地域を盛り上げようとしています。
そんな中、企業との連携や中高生との交流がこれからの課題となっています。この課題を学生から大人までが考えることは、私たちが住んでいるこの町を盛り上げることに繋がるのではないのでしょうか。