NPO法人名取ハマボウフウの会

●東日本大震災の津波被害による壊滅からの閖上海岸海浜植物の植生回復状況確認
●破損した第2ハマボウフウ保護区保護柵の補修(ロープ補修・ロープワーク研修)
●みちのく潮風トレイル名取トレイルセンターにて、ハマボウフウ及び会の活動座学

【団体メッセージ】
 2003年の夏ボラ開始より受入団体として参加しているが、今年の学生諸君は人数こそ少なかったものの、過去を振り返ってもトップレベルの皆さんであった。

 得てして、作業・座学における我々との会話では、年の差もあり微妙な距離感が存在しがちであるが、今年の学生諸君にはそれが少なく「知ろう、学ぼう」という意欲が感じられ、<ハマボウフウと震災復興>に関し共有化が図れたような気がする。

 要因は、会話を多くする方法を採ったことかなと考えている。具体的には 植生回復確認については<資料:海浜植物を探してみよう!>を配布し、「この花の名は何? これは?」と質疑応答による会話が多くなる方法を採った。

 保護区での作業では、実生活でも役に立つロープワーク研修を行った。当然、プロ並みには結べないので、成功するまで失敗を見守った。伝えたかったことは「99%の失敗のうえに1%の成功がある。失敗の数が多いほど成功も大きい。だから失敗を恐れるな」であった。学生諸君の今後の成長に繋がれば幸いである。

追記:後日、参加学生の親御様からお礼の電話と贈り物を頂いた。約20年の歴史の中で当会としては初めてで、ゆるるの皆さんと共に今後の励みにしたい。

(タイトルをタップすると文章に飛べます)
「成長」
「ハマボウフウと震災復興」
「浜防風との出会い」





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「成長」

 私は8月12日、13日の2日間にわたりNPO法人名取ハマボウフウの会でボランティアをしました。

 様々な活動をして私が特に印象に残っていることは、ボランティアの方々からハマボウフウの歴史について詳しく聞いたことです。乱獲などで減少していたハマボウフウを少しずつ復活させているところで津波が来て流されてしまいました。しかし、ハマボウフウの会の方々は諦めずに最初から作り始めました。今野さんは「ハマボウフウの会の皆さんは名取がすごく大好きな人たちの集まりだ」と言っていました。私は、その言葉にとても納得しました。なぜならボランティアの方々は、活動中とても楽しそうに笑いながら和気あいあいとしていて、また地域のたくさんの方々と楽しそうにお話をしていたからです。これも、このボランティアの魅力の1つだと感じました。

 また、閖上海岸へ行く時に街並みを見ていて、津波が来たとは思えないほど綺麗に復興されていました。これも名取ハマボウフウの会や地元の方々の愛の力や繋がりの強さでここまで復興できたのだと思いました。その他にも、ハマボウフウの保護柵作りでロープの結び方を教えてもらったり、被災地を巡ったり、人生の教訓や将来トラブルが起こった時に役立つことなどを学ぶことができました。

 今回のボランティア活動はハマボウフウのことだけではなく、これからの人生で大切なことや閖上のことを多く学ぶ良い機会になりました。(柴田高校3年 S.M)

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「ハマボウフウと震災復興」

 閖上地区を拠点として活動している名取ハマボウフウの会の活動に参加しました。ハマボウフウは昔、漢方効能を持つ植物として閖上海岸周辺にたくさん咲いていました。しかし現在は数が減ってきており、絶滅危惧種になってしまっています。

 私は地元が名取ということもあり、この夏ボラ体験に興味を持ちました。活動は閖上海岸のハマボウフウの保護柵の撤去を行いました。ハマボウフウは3月~5月になると、白い花を咲かせる植物なので今回は見ることができなかったのですが、来年に向けての種がたくさんありました。ハマボウフウだけでなく、コウボウシバなど海岸でたくさんの植物を見ることができました。

 今回の夏ボラ体験では、11年前に起きた東日本大震災からの復興を目指す閖上地区の姿も見ることができました。地元の方からお話を聞きながら、日和山や名取市震災復興伝承館などを巡りました。地元の方から直接お話を聞く機会は初めてだったので、とても勉強になりました。

 今回の夏ボラ体験で、ハマボウフウのことを知ることができ、閖上の方の優しさや温かさに触れることができ、とても充実した体験をすることができました。名取ハマボウフウの会の活動に参加できて良かったです。閖上地区には市営のバスが通っていたので、家族や友達と訪れたいと思いました。とても濃い体験をありがとうございました。(柴田高校3年 S.R)

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「浜防風との出会い」

 8月12日、13日に、私にとってこの夏の大きなイベントであるボランティア活動に参加しました。7月3日に事前学習会に参加した時は、他の学校の生徒の多さに驚きました。また自分の意見を積極的に出し合うことで、自分も同様に考えを出さなくてはと感じることができました。その日は名取ハマボウフウの会の理事長より、ボランティア内容等を説明していただきましたが、自分の想像していたものとは少し違っていました。海岸などに植樹したり、そのために交通整理をしたりなど、少し危険が伴うものだと緊張していました。

 しかし、理事長からの説明を受けて気持ちが一変しました。理事長が優しい口調で「ここを選んでラッキーだな。この体験場所を選んだ人は、まじめな人しか来ないんだ」と言いました。冗談なのか本当なのかは分かりませんでしたが、その言葉から決して危険な活動ではないことを感じ、安心することができました。

 ボランティア活動では、ハマボウフウ保護区の看板と保護柵の撤去作業がありました。針が手などに刺さらないように注意しながら抜いて、指定の場所に運搬しました。周りの人に声がけし、協力することで予定よりスムーズに作業が終えられたと感じました。2日目は、自分も慣れたことと初日が楽しかったこともあり、朝は集合時間より早く着いてしまいました。前日の続きと、その日はどこに連れて行ってもらえるのかの期待でワクワクしました。作業では、縄結びの仕方は生涯活用できるとのことで、何回も教えてもらい覚えました。

 「自分から分からないことは勇気を持って聞く」。このボランティアを通して学んだことの一つです。次回もこのボランティア活動に参加します。ありがとうございました。(角田高校2年 H.R)