認定NPO法人杜の伝言板ゆるる

●座学「NPO、協働について」
●団体SNSにNPOに関する情報を投稿する
●みやぎNPOプラザ施設見学
●ボランティア紹介のポップ作成

【団体メッセージ】
 今年は「NPOと協働」をテーマに、杜の伝言板ゆるるが行政、企業、宮城県内のNPOと共に行っているNPO支援の意義を理解してもらえるようプログラムを設計しました。

 3日間という短い期間で新しい情報を理解し、まとめ、発信までやり切ったことは、皆さんにとって大きな自信になったのではないでしょうか。これまで何となくぼんやりしていた“NPO”のイメージが明確になり、団体によってそれぞれの強みや最適な役割があるんだと知るきっかけになればうれしいです。

 杜の伝言板ゆるるで体験した4人の皆さんには、ぜひ今回身につけたNPOのイメージや知識を持って、今後それぞれの進路で自分にできる関わり方を見つけていってほしいです。

 4人で試行錯誤しながらも、協力して和気あいあいとボランティアに取り組んでくれて、私たちもとても元気をもらいました。ありがとうございました。

(タイトルをタップすると文章に飛べます)
「私が3日間で得た体験記録」
「ボランティアを通して」
「3日間を通しての感想」
「仲間と協力し活動した3日間」

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「私が3日間で得た体験記録」

 私は、杜の伝言板ゆるるで3日間ボランティア活動をしました。私はこの体験の中で、大きく分けて2つのことを学ぶことができました。

 1つ目はNPOについてです。私はこのボランティア体験をするまで、NPOとはどのような団体なのか知りませんでした。1日目の座学の中ではNPOの5つの条件を知ることができました。

①組織化されていること、②民間であること、③利益を再分配しないこと、④自己統治していること、⑤ボランタリーであること

以上のことを学びました。この条件を知ることでNPOが政府や一般企業とは異なる組織であり、主に団体の人たちが目指している「信念」の達成のために活動していると感じることができました。

 2つ目は「協働」についてです。政府、一般企業、NPOではできること、できないことなど長所や短所がそれぞれの団体で違います。だからこそ、多数の団体が「協働」することでお互いの弱点をカバーすることができ、自身の長所を伸ばすことに集中することができます。長所を伸ばし、協働を行うことで全体の活動の「質」を大幅に伸ばすことができると学びました。

 今回のボランティア活動では多くのことを学ぶことができました。勇気を出してボランティアに参加した行動は間違っていなかったと思います。今回の体験は、私の中で最も貴重な経験となりました。(東北高校3年 E.K)

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「ボランティアを通して」

 私は8月17日から3日間、杜の伝言板ゆるるのボランティア体験に参加しました。

 3日間を通して、NPOについての理解がとても深まったと思います。具体的に「NPOとはどういう組織なのか?」「協働とは何か?」ということを学びました。今まで私の中では、NPOは「非営利組織」という教科書で見た言葉でしかありませんでした。しかしNPOには条件があることや、社会的な位置やNPOの役割について学んだことで、少し遠い存在に感じていたものが身近に感じられました。

 また、このボランティアに参加してはじめて「協働」という言葉を知りました。協働とは同じ目的のためにお互いの強みを活かし、弱みを補い合いながら活動することです。政府や自治体、民間企業、町内会などのコミュニティ、NPOそれぞれの強みと弱みを考え比較したことで、よりNPOがどういう存在なのかを理解することができました。そして最終日に、これまで学んだことをまとめ、インスタグラムの投稿文を作成し発信しました。自分の言葉で知らない人に分かりやすく伝えることはとても難しかったです。

 今回のボランティア体験を通して、初めて会った他校の人たちとも協働することができたと思います。自分で考え、発信することは難しかったけれど、同時に自分の成長にも繋がりました。参加する前は不安でいっぱいでしたが、参加しなければ得られなかったものがたくさんあったと思います。そして今後もっと違うボランティア活動に参加して、自分の知らなかったことを知り、見方を広げていきたいと思いました。(泉高校3年 K.Y)

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「3日間を通しての感想」

 今回の夏ボラ体験を通じてたくさんのことを学べました。1日目はNPOについて勉強をしました。何も分からない私たちに詳しく説明してくれて、分からないところがあった時は丁寧に教えてくれて理解できました。

 NPOとは非営利団体であり、利益を求めず自発的に活動をする団体のことで、様々な活動があります。自然環境を守ったり、安全なまちづくりをしたり、高齢者・障がい者の人たちの支援などがあります。その中でも私が印象に残っているのはフードバンクという活動です。フードバンクとは企業や農家などから食料などをもらい、それをフードバンクに預け、その預けた食料を施設やホームレスの人などに提供します。このことから、NPOは様々な組織や企業などと「協働」をしていることが分かります。私は1人で黙々と作業するより、様々な人と交わり交流を深めることが好きなので、この協働はとても私の中で魅力を感じました。

 2日目にpop作りをしました。自分は文章を書くことや絵を描くことが苦手なので、不安でいっぱいでした。しかし1日目で勉強したこともあり、内容を見てスムーズに書くことができました。一つ一つのボランティアのミッションを確認し、それをどうやって共感してもらうか、どうやったら人の目に入るようなイラストにするか、いろいろと考えましたがその時間さえもとても楽しく勉強にもなりました。最終日はInstagramでNPOについて発信しました。友達と話し合いながら一からまとめ、何とか完成することができました。この達成感はとても良い経験になりました。

 この3日間で学校では学べないことを知ることができ、本当に良い経験になりました。本当にありがとうございました。(東北高校3年 T.H)

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「仲間と協力し活動した3日間」

 私は今回、初めて夏ボラを経験しました。最初は自分にできるか不安なことも多かったです。しかし、ゆるるの皆さんが声をかけてくれたり、話分からないことは教えてくれたりして、緊張せずに取り組むことができました。

 私は最初、NPOとは何か全く分からない状態でした。1日目の座学で協働に関することや、NPOは社会でどんな役割をしているかを知りました。NPOは行政、民間企業、サークルとも違う非営利組織で、自らの意思で活動する、ということを知り、素晴らしいものなんだと思いました。2日目はポップ作成をしました。自分の知らなかったボランティアをたくさん知ることができました。ボランティアはゴミ拾いや、募金などのイメージしかありませんでしたが、相談ボランティアや子どものためのボランティアなど、他にも多くの活動を知り、ボランティアは気付いていないだけでもっと身近にもあるのかもしれないと思いました。

 また、「NPOゲーム」というボードゲームもして、遊びながらNPOを知ることができました。2位を取れてうれしかったです。3日目は高校生、大学生にもボランティアに参加してもらうために、パソコンでNPOについての投稿を作成し、Instagramで発信しました。インターネットで調べ、性格診断も活用すると良いなどのアイデアを考えました。他の参加者とどうすれば多くの人に見てもらえるか試行錯誤しながら作成し、時間内に作ることができてうれしかったです。他校の人と一緒に作業して、大変でしたが協力し合えて良かったと思います。

 3日間でNPOについてたくさん知ることができました。大変なこともありましたが、協力して楽しく活動できて良かったと思います。(柴田高校3年 M.S)