特定非営利活動法人 創る村

 1980年からいじめや不登校に悩む子供たちを受け入れるフリースクールを開設し、子供からお年寄りまで幅広く人が集い、教育、福祉、音楽、芸術、文化活動などを通して、一生涯を幸せに生きることができるようフリースクールや高齢者の宅老所を運営しています。
 この春、東松島市新東名に高齢者のデイサービスと宅老所の『老莱子の家』(ろうらいしのいえ)を新築しました。4月1日開所予定でしたが、事業の認可が下りる寸前に大震災に見舞われ、1階の床上150㎝まで津波の被害に遭いました。老莱子の家の建物金額は4000万円を超え、その2/3強は、銀行からの融資です。その上、この津波で被害があった1階の建物改修費用は1800万円以上とかなり高額になりました。
 「どんな困難な道であっても、必ず再開させます!」と、代表の飴屋さんは語っています。
 どうか応援してください!


震災から5年の歳月を経て『創る村』の「今」

東松島市の「創る村」さんは、
高齢者向けデイサービスと学校になじめない子ども達のためのフリースクールを併設した施設を運営し、
音楽や芸術、食事などを通して、高齢者も子どももお互いに尊敬し合える場づくりに取り組んでいます。

2011年4月に新しい施設「老莱子(ろうらいし)の家」を開設予定でしたが、
震災により津波で1階部分が浸水。多額の改修工事費用が必要になりました。

当サイトで設定した寄付の目標額2,622万円。
全国の応援者から寄付金や助成金が集まり、目標を達成!
スタッフ自らも復旧工事を行い、再建・オープンすることができました。

今も届く全国からの支援は、津波で流されたピアノなどの備品や
新たに必要になっている設備、活動費として大切に使っています。

「たくさんの方々に支えられ、ここまで来ることができました。
みなさんからの志を無駄にしないよう全力で頑張ります」と理事長の飴屋善敏さん。

また、新たな構想も検討中と言います。
高齢者を敬い、子ども達の心身を育む環境・教育への挑戦はこれからも続きます。


2013.12.2 飴屋理事長のインタビューが『りらく』に掲載されました

『りらく』2013年12月号にNPO法人創る会の飴屋善敏理事長の長編インタビューが掲載されました。

御年81歳ながら、まるでその年齢を感じさせない飴屋理事長の元気の秘訣が、学生時代から現在に至るまでのエピソードや音楽思想、人生観とともに紹介されています。


2013.4.20 絵本『日本丸の復興』出版!

この4月、創る村代表飴屋善敏さん執筆による絵本『日本丸の復興』が出版されました。

この絵本はやはり飴屋代表が創作したミュージカル『日本丸の復興』をベースに描き上げられています。


この男の愛とロマンは限りなく広がる。その熱い思いは、自らを慈しみ育ててくれた親、そして夢と希望を与えている子どもや孫たち、さらには隣人から人類へと続く……。
かくして日本丸は、生類の存亡をかけて宇宙へと突き進むのだ。 ~本書帯より~

東日本大震災の発生をモチーフに、未曾有の危機からの復興には、日本人一人一人がしっかりと国の行く末を考えて力を合わせることが必要だと説かれています。

本書は創栄出版から発行され、星雲社より1000円で発売されています。
ご興味のある方は、創る村までご連絡ください!


2013.04.10 4月28日・29日生き生きコンサート開催!

創る村では、今月もイベントに向けて、準備を進めています。
 
前回少しだけご紹介したプログラム、第19回生き生きコンサートが、
この4月28日・29日いよいよ開催です。

創る村では、毎年、生き生きコンサートで活動発表をしてきました。
今回は、震災後初めてです。
   
 
その初日28日には、東松島市で、
「Part1 鎮魂と絆-佐幸先生を偲ぶ」と題した演目を開催。

佐幸先生は、今回の震災で亡くなられた東松島の医師、
佐藤幸弘さんの愛称です。
地域のなかで多くの人に慕われた先生へと、感謝の気持ちが込められています。

そして、続く29日は、
「Part2 復興に向けて」を仙台で開催します。

第一部には、創る村代表の飴屋善敏さん創作のミュージカル「日本丸の復興」を上演します。
多くの皆さんに足を運んでいただける機会です!
創る村が復興へ向けて活動している様子を応援しに、ぜひお越しください。

<28日詳細>
「Part1 鎮魂と絆-佐幸先生を偲ぶ」
時間 :14時開演
会場 :東松島市コミュニティセンター
入場料:無料

<29日詳細>
「Part2 復興に向けて」
時間 :15時開演(14時半開場)
会場 :仙台市青年文化センター
入場料:大人2,000円、学生1,000円(※幼児:無料) 


おかえり! 「こけしの生還記念」イベント実施

津波で創る村の施設から、塩竃市寒風沢島へ流されていた大型こけしが今年9月に創る村へと返還されました。
それにともない創る村キャビン内にこけし館を設置。

12月1日から7日にかけ、「こけしの生還記念」「こけし里帰り記念」のイベントが開催されました。

最終日の7日には仙台市内で「創る村の集い」が行われました。
当日は突然の地震にも見舞われましたが、「集い」は無事終了しました。

創る村の今後の予定ですが、上記イベント中にコンサートを開催した高橋竹山さんの津軽三味線と創る村のミュージカルを合わせたプログラムを4月下旬に東松島市、仙台市で開催予定です。


2012.4.24 野外ステージ完成記念コンサート

創る村は4月8日に完成した野外ステージで記念コンサートを行いました。

震災で被害に遭った創る村の飴屋理事長が作詞作曲した、震災と復興をテーマにしたオペレッタ「日の丸の復興」も披露し、地元の方々も参加され大いににぎわいました。
その様子は地元新聞社も掲載しています。
詳しくは創る村のスタッフブログに掲載しています。

施設の再建で使用した助成金や補助金
こどもの命を守る会:782,065、すぎのこ文化振興財団:300,000
公益法人協会:1,300,000、日本創造学会 :138,500
みやぎ宅老連絡会 :50,000、みんみんファンド:200,000
愛知揆一福祉振興会:5,000,000、
東日本大震災現地NPO応援基金:2,000,000
NPO法人Think the Earth:500,000、関西日米婦人会:1,000,000
石橋財団:3,000,000、宮城県共同募金会:6,241,015
日本フィランソロピー基金:442,267、世界平和宗教者会議64,966
一般(個人)寄附金:2,792,846
団体・個人 寄附金 合計: 23,811,659円


2012.1.26 屋外ステージで復興オペレッタ

「復興みやぎ」を見て、創る村の陶芸窯が津波で流されたと知った東京の個人の方から電気窯の支援がありました。
今後はフリースクールの子どもたちや敬老施設の高齢者も使用し活躍することでしょう。

また、改築した敬老施設の隣に、自作でステージを作成しました。
ホープステージと名付け、4月8日には震災と復興をテーマにオペレッタ公演を開く予定です。
今後は地域にも貸し出しを行って幅広く活用していくことになります。

創る村のブログはこちらから


2011.12.11 「老莱子の家」復興オープン祝賀会

 今年3月に新築した高齢者施設「老莱子の家」が大津波により、多大な被害を受けた創る村が、12月11日には復興オープン祝賀会を行いました。
 祝賀会には支援に関わってきた方々が多数集まり「老莱子の家」の2階は人でいっぱいになりました。震災当初の様子やその後の苦労などスタッフの話があり、創る村代表の飴屋善敏さんが作曲した歌も3曲披露してくれ、一足早いサンタクロースも登場し会場は大いに盛り上がりました。

祝賀会の様子


曲を披露する創る村スタッフ

 創る村は、「老莱子の家」の復旧工事は終わりましたが、デイサービスの利用者もまだ少なく、最寄り駅の仙石線東名駅も復旧の見通しがたっていません。これからが復興に向かっての活動となっていきます。


2011.10.28 施設改修工事費用が集まりました!

 津波の影響で必要になった、当初の目標金額、施設改修工事費用1722万円が助成金や寄付金によって集まりました。
「多くの人に支えられてここまで来ることができました。」と創る村のスタッフみなさん本当に喜んでいます。

 しかし、新たに必要な設備や追加で必要になった改修工事費用、津波で流された陶芸の窯やピアノなど新たに必要な金額を上げるときりがありません。また、4月から10月まで半年間、運営ができなかった費用なども補てんできていません。
 10月に再開はしましたが、まだ現地では利用者も少なく収入も少ないのが現状です。
創る村は改修工事費用が集まりましたが、今後も寄付を必要としています。

 10月22日には東京都にある被災地協働ネット主催で企業のCSR担当の方々などが創る村を訪問しました。


【創る村デイサービス施設で真剣に話す飴屋理事長と参加者】

 震災前から震災後までの話を飴屋理事長がしてくださり、ピアノ演奏付きで歌も披露してくれました。
 こういった形の中から支援をしてくれる方や応援してくれる方が現れてきます。
今後も創る村に支援をお願いします。


2011.09.30 10月5日デイサービス開始

 今年の4月にオープンするはずだった創る村の高齢者デイサービス施設は震災により、半年遅れでやっとオープンすることになりました。改修工事も終わり、内部の家具や備品なども揃ってきました。


【施設内の様子とスタッフ】

 「本当に多くの方々に支えられてここまで来ることができました。」と笑顔で管理者の戸澤さんは言います。しかし、改修費用1722万円はまだ集まらず、新築した際の借入約3000万円の支払いもあります。
 まだまだ震災前の状況とは言えません。それでも一歩一歩前へ進み続けています。


【施設内から見える美しい景色】

創る村デイサービス施設のホームページはこちら
http://www.geocities.jp/rouraisi/index.html

月刊ゆるる記事はこちら